気功辞典・コラム

気功と自然治癒力

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気功は自然治癒力を高める

気功では「気血」という言葉があります。
血液を運ぶのに西洋医学では「心臓」がその働きをするという考え方
に対し血液は気が充実することでスムーズに流れると考えられているようです。
気の流れが滞ると「病は気から」という言葉がありますように病気の予防を
重要視しています。
「上医（良医）」とは、名医。「中医」とは、普通の医者。「下医」とは劣る医者(庸医)
という言葉があるそうですが、気功に置き換えると未然に自分で防ぐ
「上医」の部類に入ります。

いつでも気功療法が発揮するものではないですが補完療法と組み合わせたり整体手技で
血液の流れを良くしたりリンパの流れを促すことで、みなさんの持っている自然治癒力
を高めるものと思います。気の流れを良くすることが昔から言われている健康に繋がる
と考えられている由縁なのでしょう。

ただ、気の流れや気を感じることがあまりないという人にとっては
言葉だけでは、なかなか理解できない難しさがあります。
この点が気功の誤解などをまねく原因かもしれません。
「気」自体は、見えない無色透明なものなので、言葉で勉強することは
できても、実体験がないと、なかなか内気功やヨガのポーズを
していても「気」などないとあきらめてしまったりします。

また、「先覚後知」という言葉が気功では、あるのですが意味は
先に気の感覚などを知って覚え、それからあとで気功の先人の知識を理解
するという意味です。

気功は、頭で考えているうちは、あまり上達せず、そういう状態では頭も
固いのでなかなか理解しにくいのです。

頭が固いのは体も硬いので整体やリンパマッサージなどで体をゆるめる
ことが、とても大切なことのように思います。